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色彩調和の観点から選ぶ!外壁塗装の色の選び②


前回は色彩調和を構成している色の3つの要素

「色相(色合い)」「明度(明るさ)」「彩度(鮮やかさ)」について解説しました。

色彩調和の観点から選ぶ!外壁塗装の色の選び①

今回は色彩調和を使い、色彩調和を外壁塗装の色選びに活かす方法を詳しくご紹介します♪

色彩調和を使った外壁塗装の色選び

色は3つの要素【色相(色合い)・明度(明るさ)・彩度(鮮やかさ)】のうち

1~2つの要素を揃える」と調和した配色を実現できます。

下記でその例を見ていきましょう♪

1.色の要素を1つ揃えた場合

色の要素を1つ揃えると、色に共通点が生まれるため、仕上がりの一貫性を保つことができます。

①色相を揃えた場合

色相が揃っているため、色が調和します。

②明度を揃えた場合

明度が揃っているため、色相が変わっても調和します。

③彩度を揃えた場合

彩度が揃って低いため、色相・明度が変わっても調和します。

2.色の要素を2つ揃えた場合

色の要素を2つ揃えることにより、色同士の親和性が高くなり、色彩のハーモニーが生まれます。

しかし、色がまとまりすぎてメリハリがなくなることがあるため、

アクセントを入れるなどして引き締める要素が必要になる場合もあります。

①色相と明度を揃えた場合

色相がほぼ同じで、明度が共に高いため、彩度に差があっても調和します。

②彩度と色相を揃えた場合

色相が同じで、彩度が共に低いため、明度に差があっても調和します。

③明度と彩度を揃えた場合

色相が異なっても、明度と彩度が同じため調和します。

【応用編】完成のイメージに合わせて「トーン」「コントラスト」を調整する

「ウォームカラーとクールカラー」の活用

アステックペイントでは、色をウォームカラーとクールカラーに分類しています。

これは一般的な暖色・寒色とは異なり、地球上の自然のものの見え方にならったもので新しい色彩調和の考え方になります。

色には「暖かい印象与える色」や「クールな印象を与える色」があり、

それぞれのグループ内であれば、どの色でも自然に調和するため建築やデザインの色選びに誰でも活用できます。

無秩序にある色の組み合わせには「経験」や「知識」が必要ですが、

この色の分類方法を活用すると色のグループを意識して揃えるだけで、簡単に色彩の調和を実現できます。

外壁の大きな面積を持つ家では、色の選び方一つで全体の雰囲気が大きく変わります。

色彩調和の法則を参考にしながら、ご自身の好みや家のスタイルに合わせて色選びを楽しんでください!

参照記事↓

【基礎編】色選びの知識をわかりやすく解説!住まいの色選び教室#01〈専門家監修〉